ウケツグヒトタチのコンセプト

伝統の技は、そこに住む人たちの好みや使い勝手の良さ、気候や風土などの環境によって洗練され、より磨かれていく引き継がれています。

元は同じだったものでも、地域によって造形が変わっていくのは、地域の特色によって変化しています。

デザインという言葉には、意匠（工夫をめぐらす）という意味も含まれています。

使う人のことを考えたデザインは機能美という美しさを宿し、使う人を魅了するものになっていくのではないのでしょうか。

伝統に感じる美しさというのは、その誰かのことを思う意思が脈々と引き継がれながら磨かれて放つ光の美しさなのだと思います。

今回「ウケツグヒトタチ」というコンセプトで行いたいことは、青森の伝統は、青森だからこそ生まれた伝統、青森という地域のニーズから生まれた、その意思のようなものをご紹介出来ないかと考えました。

受け継いだ先にある、今活動、活躍している職人。

引き継がれた技と、今に活きる仕事を施したモノ。

そんな、今あるコトを微力ながら発信出来ればと思い、行っております。

百聞は一見にしかずといいますが、ぜひ一度この機会に体験して頂ければ嬉しいです。